【モーリタニア/Mauritania】~明けない夜は無い~地獄のアイアントレインと真っ赤に燃える朝焼け※動画あり

51.モーリタニア/Mauritania
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こんにちは。タナカです。

 

リアルタイムはセネガルサンルイです。

本日は西アフリカ最後の長距離移動で

首都のダカールまで移動します。どうか何も起こりませんように・・・!

 

本日のブログはアイアントレイン本編です。

駅で待ち続けること8時間、

轟音と砂埃と共についにやってきたアイアントレイン。

ここから地獄が始まりました・・・。辛かった。

そして“明けない夜は無いんだな”とも思いました。

久しぶりに動画も貼っています。

よろしければお付き合いください!

 

2019.01.03-04

モーリタニア/Mauritania 1モーリタニアウギア(MRU)≒3.057~3.198円

情報コーナー

シュムからアタール

■移動手段

ミニバス

■料金

200ウギア

■乗車方法

アイアントレインの出発に合わせて

複数台のミニバスが線路沿いに待機している。

減速する中で客引きが貨車にしがみついてくるので

その状態で値段交渉をして問題なければ

荷物を下ろすのを手伝ってもらってミニバスに乗り込む。

■所要時間

約2時間

■ミニバス乗り場

シュム(Choum)で鉄道が停車したとき

■ミニバス降り場

アタール中心部のバス会社のオフィス前

大体このあたりに複数のバス会社が集まっている

アタールの安宿

■宿の名前

Auberge Bab Sahara

■料金

テントドミトリー:250ウギア

■宿の場所

アタール中心部から西へ1kmと少しの場所にある

中心部からは歩いて15分程度

■設備

共同バストイレ

ホットシャワー

飲料水が出る蛇口

電源は共有スペース(屋外)にいくつかある

Wi-Fi有料

朝昼晩の食事を有料で追加できる

翌日のヌアクショット行きのミニバスを無料で予約してくれた

オーナーはフランス人夫婦なので英語が通じる

周辺に(マナーの悪い)子供が多くて怖かった

終わりのない地獄

はい、前回の続きです。

駅で8時間待ち続けてようやくやってきたアイアントレイン。

 

感動の瞬間を収めた動画はこちらです。

 

轟音と砂埃と共に猛スピードでやってきた列車は

しばらく目の前を走り続けた後に停止しました。

 

地元民に遅れまいと急いでハシゴを伝って乗り込んだ私。

 

今までアイアントレインに乗った人には漏れなく、

 

地元民が乗っている貨車に乗り込んだ方が良い。

毛布を貸してくれたり、お茶を淹れてくれたりするから。

 

とアドバイスされていたのですが、

明かりの無い真っ暗な中では誰が良い人そうかも判断が付かず、

一か八かで目の前に止まった貨車に乗り込んだところ、

モーリタニア人の若者3人と同じ貨車に乗ることになりました。

 

彼らはアイアントレインに慣れているのか

私がモタモタしているうちに毛布をセットして眠りについてしまい、

仕方がないので私は私で自力で寝床を作ることに。

 

本日の寝床です。

モロッコで買ったゴミ袋をシート代わりにし、

その上に寝袋をセット。メインバッグは枕代わりです。

サブバッグはゴミ袋に入れて口を縛っておきました。

 

列車が動き出す前にさっと寝袋に入って寝る体勢に。

写真では靴を脱いでシートを押さえる重しにしていますが、

アイアントレインの上を吹き荒れる強風には全く意味をなさず、

深夜に足先が寒くなってからは履いたまま寝袋に入ってました。

 

そして寝袋に入って空を見上げ、

 

いよいよ始まるなあ・・・

 

とワクワクしている私。

実はこの時点でちょっと楽しくなってきたんです。

 

暗闇の中から爆音と砂埃と共に現れた鉄道、

人が乗ることを全く考慮していない貨車の無骨さ、

そして走り出す前からドロドロに汚れていく服やカバン。

 

何もかもが新鮮だったんです。そりゃ楽しくもなります。

 

まあこのあとすぐに後悔するんですけど。

 

そうして出発を待つこと15分ほどでしょうか。

 

先頭車両から大きな音が聞こえたと思った次の瞬間、

その音は物凄いスピードでこちらに近付いてきます。

 

 

・・・ガガガガガガガガガターン!

 

 

とんでもない爆音が耳元で鳴り響くと共に

身体が浮き上がるような勢いで貨車が揺れ

アイアントレインはゆっくりと走り始めました。

 

アイアントレインは長さが2km以上ある列車なので、

加速や減速するたびに連結部分が接触する音が全車両を伝搬するんです。

 

この音が何とも凄まじい音である上に、

それによって引き起こされる揺れも尋常ではなく、

夜通しこれが繰り返されたことによって一種のトラウマになりました。

 

そうして走り始めたアイアントレインを

今度は物凄い量の砂埃が包み始めます。

 

私はこのとき、優しいおじさんに巻いてもらった

ターバンを顔を覆うように身に付けていましたが、

その合間を縫ってどんどん顔に砂が付着してきます。

口を狭くした寝袋の中にも一瞬にして砂が入り込み、

走り始めて2分で色々なことを諦めました。

汚れるだけ汚れてやりましょうではありませんかコンチクショー。

 

離れていくヌアディブの町の明かり。

ここからシュムまでの所要時間は8時間とも10時間とも言われています。

 

夜は暗くて周囲の景色も見えませんし、

さっさと寝て朝に備えるのが得策なのですが、

 

・・・

 

眠れない・・・。

 

眠れない要因は大きく分けて2つ。

 

1つは寒いとにかく寒い。

冬の北欧で過ごした服装に寝袋を装備した状態ですが、

接触している鉄製のカーゴに体温がどんどん奪われていきます。

毛布やマットを用意してこなかったことを心底後悔しました。

 

そして眠れない要因の2つ目は揺れ

とにかく揺れまくるんです、アイアントレイン。

加速減速時の恐怖の轟音波はもちろんのこと、

線路の状態が悪いのか縦にも横にも前後にも揺れまくります。

時折身体が浮いては鉄製のカーゴに身体を叩きつけられ、

横を向いて寝ている私の骨盤はどんどん痛みを増していきます。

 

それでも寒さと揺れに耐えつつなんとか眠ろうとする私。

 

何度かウトウトしては揺れによって起こされるのを繰り返し、

 

結構時間が経ったかな・・・そろそろ半分かな・・・

 

と思ってスマホを見たところ

時刻はまだ深夜1時、まだ全体の1/5も進んでいませんでした。

 

・・・

 

いやー、心が折れかけましたよね。

 

半分泣きそうになりながらも

ただひたすらアイアントレインに乗ったことを後悔し、

夜が明けるのを今か今かと待ち続けたのでした。

明けない夜は無い

夜中にふと見上げた星空は確かに美しく、

星が無いところを探す方が難しいくらいの密度でしたが、

辛すぎて泣きそうになっている私には何の感情も湧きませんでした。

 

そして寝袋の口を完全に塞ぎ、手を股の間に挟み(暖を取るため)、

スマホを見ては”全然進んでない・・・”と呟くのを繰り返すこと9時間

 

何度目かわからない轟音と揺れと共に停車した列車。

ふと見上げると心なしか空が明るくなってきたような気がします

 

爆音と共にすれ違うヌアディブ行きのアイアントレイン。

横を通るだけでも物凄い砂埃を巻き上げていきました。

 

空が白み始めているのは気のせいではなく、

身体が痛くて寝ころぶことすら苦痛になっていた私は、

寝袋から這い出て立ち上がりました。

 

そして目に飛び込んできたのは・・・

 

真っ赤朝焼け。

 

旅に出てから・・・いや、私の人生において、

ダントツいちばん赤くて美しい朝焼けでした。

 

徐々に輪郭を現していくモーリタニアの大地。

今まで見たどの景色とも似つかない幻想的な光景です。

 

そんな美しい風景を見て私が最初に思ったこと。

 

それは、

 

そんなことより太陽を早く出さんかいコラ!

 

でした。

いや、マジで寒かったんですって。全身震えてるし。

 

まあそんなことを言いつつも

今回は頑張って動画も撮ってみましたので

その時の感動を皆様にも共有したいと思います。

 

こんな環境で夜通し移動してきました。

 

この動画を見てアイアントレインに乗りたいと思った人は

どうぞご勝手に乗ってくだされば良いと思いますし、

絶対に乗りたくないと思ったあなたは正常です。ご安心ください。

 

やがてピョコピョコ顔を出す現地の皆さま。

 

ようやく太陽が姿を現しました。

日の出と共に一気に気温が上がって寒さが和らいでいきます。

なんとか生き残ったみたいです。

いや本当に今回ばかりはダメかと思いました。心の方が。

 

そしてこの時思いましたよね。

 

明けない夜は無いんだな(物理的な意味で)

 

って。

いや当たり前の話なんですけどね。

それくらい追い込まれていたんです。

 

爆音の発生源となっている連結部分です。

この存在がただただ憎くて仕方ありませんでした。

 

砂に埋もれた廃線。

 

緩やかなカーブに差し掛かったところで

ちょうど風が吹き、先頭車両が遠くに見えました。

これ、本当に2kmもあるんですかね。ちょっと短い気が。

 

列車は日が昇ったあとも順調に進み続け、

ヌアディブを出て11時間半でシュムの町に到着しました。

長い長い戦いがやっと終わったようです。

 

列車が減速すると同時に

どこからともなく表れて並走し始めるミニバンの群れ。

 

そしてそのミニバンからスタッフらしき男たちが飛び降り、

まだ走行している貨車にしがみついて客引きを始めます。

ちょっとアグレッシブ過ぎやしませんかね。

 

私も急いで手を挙げて“アタール!アタール!”と叫び、

初っ端に200ウギアを提示してくれた青年と契約成立することに。

 

その青年に手伝ってもらいつつ貨車を降り、

 

無事にシュムの大地に降り立つことができたのでした。

アタールへの移動と大洗濯祭

私が乗るミニバンはこちらです。

“ピックアップトラックに荷台に乗せられた!”

なんて話も聞いていたのでビクビクしていましたが、

普通のミニバスで安心しました。

 

あ、あと車に乗る前にその辺で立ちションしました。

夜通し我慢していたので大変気持ちよかったです、はい。

 

今回は乗客が少なかったのか1人1席の常識的な乗車率。

 

乗客を乗せたミニバスはシュムの町にあるオフィスに一旦寄り、

ここで運賃の回収と荷物の積み込みを行った後にアタールへ向けて出発。

 

あまりの疲れにより爆睡しているうちに

2時間ほどでアタールの町に到着しました。

 

そこから歩いて15分。

 

事前に目を付けていたAuberge Bab Saharaに到着。

過去の情報よりは値上がりしていたものの

十分許容範囲だったのでここに宿泊することに。

他に宿のアテもありませんし、何より早くシャワー浴びたい。

 

荷物を置いてまずはアツアツのホットシャワーを浴び、

 

大洗濯祭を行いました。

服はもちろん、メインバッグ、サブバッグ、寝袋まで全洗いです。

大変骨が折れましたが、ちゃんと綺麗になったので安心しました。

寝袋については本当に汚れすぎて捨てるのも覚悟していたので。

 

その後は放心状態で宿でのんびり過ごし、

 

食事を取るべくアタールの中心に出かけました。

 

アタール凱旋門です。

もちろん私が勝手に名付けてそう呼んでいただけです。

 

適当な食堂に入ったものの

英語が通じずメニューも無くて困っていたところ、

店の前でたむろっていた自称ガイドの男性が通訳してくれました。

その後少しツアーの勧誘は受けたものの全くしつこくなく、

モーリタニアの人に対する印象が良くなった瞬間でした。

 

チキンとライスです。150ウギア。

24時間以上ぶりのまともな食事だったのですが、

この1プレートが大変美味しかったです。

 

肉は絶妙な焼き加減で柔らかく、

下味がしっかり付いていてその味が何ともクセになる感じ。

ライスはライスでケチャップライスのようになっていて、

付け合わせの玉ねぎのおかずと一緒に食べると無限に食べられます。

 

150ウギアという値段は少々高いとは思いましたが、

クオリティを考えると十分満足のいく食事でした。やるじゃんアタール。

 

食事のあとは真っ直ぐ宿に戻り

翌早朝の移動に備えて20時には眠りについたのでした。

 

明日はヌアクショットへ移動します。

 

本日はここまで。それでは。

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