【ポーランド】夜行明けのアウシュビッツ博物館は正直ちょっとキツい

【ポーランド】夜行明けのアウシュビッツ博物館は正直ちょっとキツい

こんにちは。タナカです。

 

リアルタイムはスロバキアコシツェです。

クロアチアでのキャンプに向けて、

最近少しずつキャンプ用具を揃えているのですが、

できれば他の東欧の国でもやりたいと思っています。

しかし中々良いキャンプスポットの情報が無く、

観光と野生のちょうど良い塩梅のキャンプ情報をお待ちしております!

 

本日のブログからポーランド編です。

ウクライナのリヴィウから夜行バスで13時間かけて移動し(前回参照)、

ロクに休憩もしないままアウシュビッツ博物館を訪れました。

ナチスによるホロコーストの記録を残す負の遺産です。

いわゆるヘビー系の観光地なのですが、

夜行バス明け寝不足の状態で訪れるには少しキツい場所でした。

よろしければお付き合いください!

 

2018.6.17 ポーランド/Poland 1ポーランドズロチ(PLN)≒29~30円

情報コーナー

アウシュビッツ・ビルケナウ博物館

■アクセス

クラクフ駅のMDAバスターミナルから直行バスが運行。

料金は14ズロチ。

チケット売り場で購入、乗車時に支払い、どちらも可。

早朝から19:45まで30分~1時間おきで出発している。

バス会社はLajkonik Busで、HPから時刻表が確認できる。

 

アウシュビッツ1(アウシュビッツ強制収容所)と

アウシュビッツ2(ビルケナウ強制収容所)の間は

無料シャトルが運行しており、誰でも自由に乗ることができる。

■料金

アウシュビッツ1、2共に入場料は無料。

[アウシュビッツ1]

チケット売り場でパスポートを見せて入場券を貰う。

ただし10:00~16:00まではガイド必須のため、

この時間に個人が無料で入場することはできない。

またボディバッグやポーチ以外の持ち込みは不可。

小さなリュックサックもクロークに預けるよう割と厳しく言われる。

クロークの料金は4ズロチ。

[アウシュビッツ2]

アウシュビッツ1のようなルールは特になく、

営業時間内であれば自由に入って自由に見学することができる。

ビルケナウ強制収容所

リヴィウから13時間かけてクラクフへやってきました。

たった300km程度の移動にこれだけの時間がかかった経緯については

前回のブログをご参照いただければと思います。

 

で、東南アジアやインドを旅していた頃の私であれば、

“いやー、今日は夜行明けだし観光はいいや。寝よっと。”

ってなっているのですが、

本日はなんとこのまま観光に出かけます。

 

なぜなら物価が高いから

 

そうです。結局は金です。金、かね、カネ。

ダラダラすればするほどお金がかかるエリアにやってしまったのです。

 

クラクフ駅横のバスターミナルにあるチケット売り場。

ここでオシフィエンチム行きのバスチケットを購入しました。

オシフィエンチムっていうのはこれから向かう

アウシュビッツ・ビルケナウ博物館がある町の名前です。

バス売り場のおばさんには

“オシフィエンチム・ミュージアム”と言いましたが、

“アウシュビッツ・ミュージアム”でも普通に伝わると思います。

世界中から観光客がやってくる一大観光地ですからね。

 

クラクフを出てから1時間半で到着しました。

乗ってきたバスの写真です。Lajkonik Busという会社。

運転手さんがいかにもポーランド人らしいイケメンで、

そもそもポーランド人らしいって何だろうと思いつつ、

やっぱり国が違うと人も変わるのだと妙に感心してしまいました。

 

入場口周辺はすごい人だかりです。

もし目隠しして連れてこられたら、

目を開けた瞬間テーマパークか何かだと勘違いして

嬉しくて走り出してしまいそうです。

 

ここが入口。

キエフで出会った日本人の方に

15時以降は無料と聞いていたのでそのまま入ろうとしたのですが、

まずはチケットを取ってこいと言われてしまいました。

 

これがチケット売り場。

ここでパスポートを渡すと無料でチケットが発行されます。

 

無事にチケットを発行してもらって

改めて入場しようとすると、16時以降まで入れないとのこと。

どうも15時以降無料という情報は古いみたいで、

16時以降に変更になったみたいです。(周囲にあった掲示とも一致)

 

また、無料という表現はちょっと間違いで、

アウシュビッツ博物館の入場料はそもそもいつでも無料です。

ただ、ガイド同伴が義務付けられている時間が10時から16時となっており、

その時間に入場しようとするとガイド料が必ずかかるため、

それを入場料と勘違いした情報がネットに出回っているんですね。

 

16時まではまだ時間があるので、

無料のシャトルバスに乗ってビルケナウ収容所へ向かいます。

 

10分ほどで到着。

こちらがビルケナウ強制収容所(アウシュビッツ2)です。

ナチスによって建設された強制収容所のうち、

最も規模の大きな収容所だったらしいです。

 

細かい情報はネットにたくさん溢れてますので

どうぞそちらをご参照いただければと思います。

私も一応予習はしていきましたが、

それも結局はネットで集めた情報なのでここには書きません。

 

ゲートをくぐると広大な敷地が広がっており、

敷地を二分するように線路が走っていました。この説明は後ほど。

 

なんだか不気味な空。

 

木造の建屋が続くエリア。

囚人や捕虜が分類されて、定員を大きく超えて詰め込まれたようです。

当たり前ですがこれを建てたのも収容されている人々で、

どういう気持ちで作業をしていたのでしょうか。やっぱり絶望かしら。

 

これば宿舎です。

劣悪な住環境であったことは想像に難くないですね。

 

こっちは何の建物かよくわかりませんでした。

英語でwashとかなんとか書かれていたのですが。

先ほどの宿舎数棟に対して1棟あるような感じでした。

 

木造です。

 

入口に近い方は一列全て保存されていましたが、

その後ろにあったと思われる建物は全て撤去されており、

レンガで作られていた暖炉?だけが残っていました。

 

これが有刺鉄線です。

有刺鉄線の手前には堀があり、

外側には数10mおきに見張り台と思われる塔が。

逃げようとして射殺された人もきっとたくさんいるのでしょう。

 

アップで。高さは3mくらいでしょうか。

仮に見張りがいなかったとしても超えるのはかなり厳しそうです。

 

ゲートの中を通る線路は、

 

こちらのホームにつながっています。

ユダヤ人をはじめとした100万を超える人々が

列車で連れてこられてホームに降り立ったんですね。

そして囚人として登録されることなく

そのまま殺された人もたくさんいたとのこと。

 

こちらは敷地の奥の方にあるガス室の跡です。

 

恐ろしくて何も口にできません。

 

先ほどの木造宿舎エリアから線路をまたいで反対側はレンガ造り。

こちらは確か男性を中心に収容していたと書かれていた気がします。

 

同じく取り壊された建物跡と残っている暖炉。

なんとも物悲しい風景で、夢に出てきそうです。

 

こちらのエリアで内部に入れたのは1棟だけ。

処刑を待つ人がここに収容され、

水も食料も与えられず、処刑までの数日を過ごしたそうです。

 

ロクに光も入ってこないこの建物の中で、

空腹に耐えながら、何を思って自身の処刑を待ったのでしょうか。

平和な日本に生まれた私には、

もはやその気持ちを想像することすらできません。

アウシュビッツ強制収容所

ビルケナウ収容所を見学したあとは

またシャトルバスに乗ってアウシュビッツ収容所に戻ってきました。

 

入場していきなり広場があったので何気なく写真を撮ったのですが、

これ射殺場らしいです。そういうことは先に言っておいてもらえますか。

 

収容所の入り口です。写真でよく見るやつです。

 

アウシュビッツ1の有刺鉄線は二重です。

もう絶対逃げられませんね。その発想が恐ろしすぎる。

 

アウシュビッツ1の方は

多くの建物の内部が博物館になっていて、

当時の様子や歴史について、かなり細かく知ることができます。

 

中には生々しい展示もあったりして、

非常に体力を使う博物館でありました。

 

色々思うことはありますが、

大したことは考えてないのでここでは割愛します。

 

まあでもこれだけの惨劇が起こっていながら、

世界は何も変わっていないじゃないかっていうのが正直な感想です。

 

“アウシュビッツのような悲劇を繰り返さない”

っていうのはそれは当たり前のことで、

もう1歩進んだ理解が必要なんじゃないかと。

上手くは言えないっていうか、

思った通りに書くとえらいことになるので

やっぱりこの話はここでやめ!

 

あと、夜行明けの疲れが原因なのか、

このあたりから頭が痛くて仕方なくなったので、

予定より早いバスに乗ってクラクフへ戻りました。

変な霊を拾ったとかそういう話では断じてありません。

 

無事にクラクフへ戻ってきました。

 

この日は翌日の観光に備えて早々に眠りにつきました。

 

本日はここまで。それでは。