【タジキスタン】ペンジケント遺跡で現地人に石を投げられ後ろから殴られた話

【タジキスタン】ペンジケント遺跡で現地人に石を投げられ後ろから殴られた話

こんにちは。タナカです。

 

リアルタイムはウズベキスタンヒヴァです。

いよいよ明日、トルクメニスタンへ入国します。

滞在期限はたったの5日。

期限内に無事に不定期運行のフェリーに乗って脱出できるのか?

今からどきどきわくわくしています。

 

本日のブログは、

タイトルから想像できます通りとても嫌なお話です。

あくまで私個人の体験や考えに基づく

タジキスタンに対する否定的な感想も書いています。

嫌な思いになる方がいらっしゃいましたらごめんなさい。

 

2018.5.6 タジキスタン/Tajikistan 1タジキスタンソモニ(TJS)≒12~12.5円

ペンジケントのバザール

本日も天気は晴れです。

気温も昨日より若干低く、絶好の観光日和です。

それにしてもタジキスタンは湿度が低くて本当に気候が良いですね。

 

宿の玄関からの風景。

それでは観光に出かけたいと思います。

 

まずはバザールにやってきました。

 

テルメズあたりからバザールに行くことをやめようとしていて、

実際ドゥシャンベでは行かなかったのですが、

さすがにこの小さな田舎町ではここを外すと行くところがなく、

遺跡へ向かう通り道だったこともあり寄ってみることにしたんです。

 

小さな町ですが、

バザールは想像以上に賑やかでたくさんの人で賑わっていました。

日曜日だからっていうのもあると思います。

 

扱っているものは生鮮・衣服・日用雑貨などなど。

ウズベキスタンのバザールに比べると売り込みは控えめです。

ただ、外国人が珍しいらしくとにかくジロジロ見られました。

 

入口付近にあったサモサ屋さんで朝ごはんを購入。1つ1ソモニ。

 

バザールの中も外も非常に賑わってました。

ここでもたくさんの人にニーハオ攻撃を受けてすでに疲れ気味。

 

疲れたときは甘いものってことでソフトクリーム。1ソモニ。

 

その後は景色の良い場所で食べるためのホットドックをテイクアウトし、

本日の観光のメインであるペンジケント遺跡に向かったのでした。

ペンジケント遺跡で起こった事件

バザールの近くから脇道に入り、町の南へ向かいます。

 

人通りが疎らな住宅街を通ってどんどん歩きます。

 

ペンジケント遺跡に着きました。

私は歴史にあまり明るくないのでよく知りませんが、

5世紀から8世紀にかけてソグド人が築いた都市の遺跡だそうです。

 


 

ここから先に起こった出来事は、

全て私の視点から見たものを書いています。

もちろん私の個人的な感情も含みますし、

人によっては不快な表現も含まれるかもしれません。

予めお詫び申し上げます。

 


 

そんな遺跡に近づいてすぐに、

地元の子供と思われる10歳ほどの少年2人に話しかけられました。

 

少年たちが話している言葉は一切理解できず、

またこちらが話す英語も一切理解してもらえず困ったのですが、

遺跡を指さして何かを話しているあたり、

どうやらガイドをしようとしているみたいです。

言葉が一切通じないのにガイドって・・・。

 

今まで訪れた国でも押し売りガイドは多々ありましたが、

いずれも英語がそこそこ話せる人ばかりでしたので、

今回のようなケースは初めてで驚きました。

 

そんなガイドともいえないガイドをされても困りますし、

もちろんお金も支払えませんので、

“パカー(ロシア語でさよなら)と言ってあしらいます。

 

ところがこの少年たち、とにかくしつこいんですよ。

いくらこちらが迷惑そうな顔をしても、

どこまでも、本当にどこまでもついてくるんです。

正直インド人でもあり得ないレベルのしつこさです。

 

更に途中でいつのまにか

40歳を超えるであろう痩身のおじさんも合流しており、

3人で私のあとをついてくる始末。

 

遺跡は小高い丘の上にあって、

写真に小さく写っている階段を上っていきます。

 

で、所々で立ち止まって写真を撮る私に近づいては、

私には全く理解できない現地語で話しかけてくるのです。

 

少し冷静になって入場料の徴収という可能性も考えましたが、

それであればお金を見せるなり、電卓を叩くなりするだろうし、

状況的にそういうことでも無さそうという結論に至りました。

 

ここから数十分、私と3人の追いかけっこが続きました。

 

丘の上から見るペンジケントの町並。

 

丘の上には遺跡らしきものが広がっていました。

 

正直なところ遺跡なのかただの岩場なのかわかりませんが、

天気も良いし、遠くに山が見えるし、とても良い景色です。

 

ここは遺跡っぽいですね。

 

さて、最初の方は話しかけられる度に苦笑いで対応していた私ですが、

さすがのしつこさ(かれこれ30分以上)に段々とイラついてきて、

最終的には彼らが放つ言葉を一切無視することに。

 

ところが無視をしてもストーキングは終わりません。

もはや異常ともいえる執着心です。

 

昨日博物館で見た日本語の本に載っていた拝火殿です。

 

ソグド人はゾロアスター教を信仰していたらしく、

このアーチの下で火を焚いていたと考えられているそうです。

 

写真ではわかりにくいですが、

粘土質の土に草が練り込まれているような素材でできていました。

 

と、ここまで見たところで、

先ほどのストーカー3人との間に事件が起こりました。

 

拝火殿の向こうが行き止まりになっていたため、

来た道を引き返すことになったのですが、

そこでストーカー3人と至近距離ですれ違うことに。

 

このとき、3人のうちの少年1人が

現地語で何かを言いながら私の腕を掴んできたのです。

 

これにはさすがの私もプチんときまして、

掴んできた手を振り払ったんですよ。

もちろん相手は子供ですし、あくまで振り払っただけです。

 

そうして歩き出して数秒後、“ボトッ”という音が。

その後“ボトッ””ボトッ”と何度も鳴り響く音と、私の周囲を転がる石。

 

 

どうやら石を投げられているらしい。

 

 

あまりの出来事に気づくまでに時間がかかりました。

先ほど手を振り払ったのが余程気に入らなかったのでしょうか。

 

そして気づくと同時にふつふつと湧きあがる怒り

 

キレる寸前にまで感情が高ぶりますが、ここは海外。

何より彼らの挑発に乗って同じレベルに堕ちる訳にもいきません。

幸い直接石をぶつけようとしているようではありませんし、

彼らの方は一切振り返らず、とにかく無視し続けることを選びました。

 

その後も石を投げながら後を付いてくる3人。

無視を続ける私。

 

そんな状況が更に10分ほど続いた後でしょうか。

 

距離を置いてついてきていた足音が急に走り出したと思った途端、

 

 

後頭部に衝撃が走りました。

 

 

どうやら私、殴られたみたいです。

 

痛みと衝撃にびっくりして後ろを振り返ると、

なんと殴ってきたのは少年ではなく、

途中で合流してきた40歳を超えるであろうおっさんでした。

そしてそれを見てケタケタ笑っている少年2人。

 

ちなみに殴られたっていうのは推測で、

何せ私は死角から仕掛けられているわけで、

拳なのか肘なのかそれすらもわかりませんでした。

 

殴られた力は大したものではなく、

血も出てませんし、たんこぶもできていませんでしたが、

突然の暴力にいよいよこの場にはいられなくなり、遺跡を離れることに。

 

真っ直ぐ遺跡を離れる間も石を投げながらついてくる3人。

普通殴ったあとって逃げると思うんですけど。

結局この異常なストーキング行為は遺跡の敷地を出るまで続きました。

タジキスタン人の実際

ペンジケント遺跡で起こった事件にショックを受けた私は、

その後は真っ直ぐ宿に戻り、この日は夜まで宿に引きこもりました。

 

彼らにやられたことは決して許されることではありませんし、

何もやり返すことができなかったことに対して悔しい気持ちもありましたが、

最後まで冷静さを失わずに反撃しなかった自分を褒めたいと思います。

 

もしあそこでキレて殴り返したりしようものなら、

この英語が全く通じない、大使館も領事館も無い田舎町で

警察に拘束されるような事態になっていたかもしれません。

何より彼らと同じ次元まで落ちなかったことが重要かと。

 

で、もうお気づきの方も多いと思うのですが、

今回の事件ってタジキスタン人の中国人差別に端を発してるんですね。

もちろん実際に確認したわけではないのですが、

彼らはほぼ間違いなく私のことを中国人だと思っていたと思います。

 

このことについてブログに書くつもりはなかったのですが、

この際なので書いておきたいと思います。

 

今まで、キルギスとウズベキスタンを旅してきたのですが、

タジキスタンの中国人(東洋人)差別は正直言って異常なレベルです。

街を歩けば数分に1回、バカにしたような態度で“ニーハオ”と言われます。

 

ちなみにキルギスではそもそも東洋人に誰も興味はありませんし、

ウズベキスタンの人々は最初に必ず国籍を聞いてくれます。

 

国籍もわからない東洋人に対して、

いきなり小馬鹿にした態度で中国語の挨拶をしてくるのはこの国だけ。

しかも数人とかではなく、かなりの割合の人間がです。

首都のドゥシャンベでもそうでしたし、

こんな片田舎の小さな町でもその傾向は変わりませんでした。

 

私だってインド人とバングラ人の区別は付きませんし、

欧米人の国の違いなんてわかるはずもありません。

ですので、私自身が中国人と間違われることには何の抵抗も無いんです。

 

しかし、どんな歴史的な政治的な理由があれど、

初対面の人の国籍を勝手に判断して小馬鹿にした態度を取る

なんてことはどこの国でもやっちゃいけないことなんです。

 

もちろん良い人はたくさんいます。

マルシュの中でさくらんぼをくれたおばちゃんは優しかったし、

昨日行った食堂のウェイターさんはこちらが恐縮するほど丁寧な物腰です。

 

ただ、全体の傾向としてこういう実態があることは、

これからタジキスタンを訪れる人には知っておいてもらいたいと思います。

私は知らずにこの国を訪れて見事にこの国を嫌いになってしまったので。

 

繰り返しますが、

これはあくまで私個人の視点で見たこの国の姿であり、

決して誰かを傷つけたり貶めたりしたいわけではありません。

不快な思いをされた方がいらっしゃいましたら深くお詫び申し上げます。

批判のコメントやメールも覚悟しております。

 

本日はここまで。それでは。