【トルクメニスタン】ダルヴァザ→アシガバート→トルクメンバシ。地獄からの脱出。

【トルクメニスタン】ダルヴァザ→アシガバート→トルクメンバシ。地獄からの脱出。

こんにちは。タナカです。

 

リアルタイムはアゼルバイジャンシェキです。

本日は次の国、ジョージアへ向けて移動します。

ワインの産地として有名な町に宿泊する予定なので、

たくさん苦労して移動し、美味しいお酒を飲みたいと思います。

 

本日のブログは地獄からの脱出。

無事に地獄の門へ辿り着き、その絶景を堪能したあとは、

ビザが有効なうちにトルクメニスタンから脱出しなければなりません。

目指すはカスピ海に面する町・トルクメンバシです。

移動情報についても触れています。

よろしければお付き合いください!

 

2018.5.15-16

トルクメニスタン/Turkmenistan 1トルクメニスタンマナト(TMT)≒31~32円

※ただし闇両替レートで1USD≒18TMT(1TMT≒6.1円)≒6.1円

ダルヴァザ→アシガバート

前回からの続きです。

地獄の門からチャイハナまで帰ってきた我々は、

直ぐに荷物をまとめてアシガバートに向かうべく動き始めます。

 

ダルヴァザからアシガバートまでの移動手段は、

ヒッチハイクかバスの二択です。

バスについては確実な情報が何一つ無かったため、

我々はヒッチハイクで移動することに決めていました。

 

ヒッチハイクを始めて数十台の車を見送ること30分。

ようやく止まってくれた車に乗って去っていくイラン組のC氏とD氏。

 

ここでいきなり出てきた新キャラD氏は

B氏やC氏と同じくビシュケクで出会った旅仲間です。

我々とは別の国境から1人で地獄の門まで到達した上、

明け方の地獄の門で合流し、

闇レートに関する残酷な事実を教えてくれた人です。

 

で、止まってくれた車には2人しか乗れない状況だったため、

アゼルバイジャン抜けの私とB氏、イラン抜けのC氏とD氏に分かれて

ジャンケンで争った結果、見事に負けてしまったわけです。

 

ってわけでここからはB氏とタナカによる2人旅です。

アルティンアラシャンのときと同じ組み合わせです。懐かしい。

 

で、1台目の車は比較的すぐに捕まったのですが、

それ以降は全くといっていいほど止まってくれず、

っていうかそもそも車がほとんど通りません

 

どれくらい通らないかって

数km先から向かってくる車のロードノイズが聞こえるくらい。

B氏に至ってはその音から乗用車かトラックを判断するという、

ダルヴァザ以外では全く役に立たない無駄な能力を発現させていました。

 

10分に1回現れるかくらいの頻度で走ってくる車に手を挙げ、

猛スピードでスルーされることを繰り返すこと数十回。

8時にヒッチハイクを開始して10時を回った頃、

ようやく1台の車が止まってくれました。

 

運転手は優しそうなおじさんで、

アシガバートより更に遠いマリという町に向かっており、

途中で分岐するところまでなら乗せていってくれるとのこと。

分岐するところからアシガバートまでは5kmくらいという話なので、

とりあえずそこまで乗せていってもらうことにしました。

 

料金を聞いたところ、

“そっちの言い値で良いよ”というリアクションだったので、

先に乗っていったイラン組と同じ1人20マナトを提示したら

すんなり交渉成立しました。闇レートで1ドルちょいです。

 

アシガバートまでは300km弱で4時間ほどかかりました。

 

アシガバートから離れた路上に降ろされるかと思いきや、

親切なおじさんは街はずれのバスターミナルに降ろしてくれまして、

更に乗るべきバスまで教えてくれたので、スムーズ乗り継ぎができました。

このおじさん、料金について後で揉めることも無かったし、

ほぼ徹夜明けで死に体の我々のことをそっとしておいてくれたり、

本当に良い人でした。ありがとうございました。

昨日のドライバーはハズレでしたが、今日は完璧なアタリでした。

 

バスに乗ってとりあえず終点までやってきました。料金は0.5マナト。

 

街はずれのバスターミナルと、

街中にあるバスターミナル、鉄道駅の位置関係はこんな感じ。

あたふたしていたのでバスの番号を控えていなかったのですが、

どのバスに乗っても恐らく最終的には街中のバスターミナルに着くはずです。

 

街中のバスターミナルのすぐ横には大きなバザールがあります。

 

朝から何も食べていなかった我々はとりあえずの腹ごしらえと、

不足していた現金の補給(もちろん相場の闇レートで)、

更に今後の移動に向けての食料調達のためにバザールに入ることに。

 

ダショグズのバザールより更に賑やかです。さすが首都。

 

ラグマンとマンティです。10マナトしないくらい。

ラグマンは今まで訪れた国のものと違ってシャバシャバで油っこくなく、

マンティも臭みがなくて大変美味しかったです。

っていうかトルクメニスタンの食事は基本的に美味しかった気がします。

 

その後は両替を試みるものの、

なぜかバザールの中に闇両替商が一切おらず、

既に現金が不足気味だった我々は買い物すらできない状況に。

 

現金が手に入らなくて困った我々は

今いちばん優先して買うのは鉄道チケットだと判断し、

買い物はとりあえず置いておいて鉄道駅へ向かうことに。タクシー1台7マナト。

 

19時発トルクメンバシ行きのチケットを手に入れました。

2ndクラスの寝台列車でチケット代は25マナト。

ちなみに1stクラスの料金は45マナト。本数は19時発の1本のみです。

シーツ代は含まれていてこれ以上の料金徴収はありませんでした。

また、チケット売り場のおばさんは簡単な英語が通じたので助かりました。

アシガバートで両替はできない

チケットを購入した時点で手元の現金はほぼゼロ。

このままではアゼルバイジャンに着くまでに餓死してしまうため、

何とかして現金を手に入れるべく、

発車時刻までの時間を使って改めて街へ繰り出すことに。

 

ここでもジャンケンに負けた私は、B氏に荷物の見張りを任せて

闇両替商を見つけるべくとにかく人が多そうな場所を求めて歩き回りました。

 

そして歩き続けること3時間。

 

たったの1人も闇両替商を見つけることができませんでした

 

そもそも警察が多すぎるんですよ。

街中には100mおきくらいに警察が立っているし、

バザールの中もよく見ると警察だらけです。

そりゃ闇両替商も気軽に声をかけてこれないわな、と。

 

そんなんなので街中の写真も一切撮れず、

3時間で約10kmほど歩いて手ぶらで駅に戻ったのでした。疲れた。

 

駅に戻って食糧問題についてB氏と相談した結果、

アシガバートでの両替は諦めて、

トルクメンバシでの両替と買い物に賭けることになりました。

アシガバート→トルクメンバシ

そうこうしているうちに

出発時刻の20分ほど前になって列車が到着しました。

 

車内はこんな感じ。サイドアッパー席は無く、

3段ベッドx2の6人コンパートメントが片側に並んでいます。

 

コンパートメントの中はこんな感じ。ベッドメイキングはセルフです。

私は2段目、B氏は3段目でしたが、高さは無いものの

サイドアッパー席がない分長さは十分で、足を伸ばして眠ることができました。

その他、エアコン付き(強冷房)、給湯器有り、トイレ有りでした。

今まで乗った寝台列車に比べると総じて快適だったというのが正直な感想です。

 

列車は定刻通り出発しました。

地獄の門で野宿してからずっと動きっぱなしだった我々は、

出発してすぐに気絶するように眠りにつき、

そのまま朝まで起きることはありませんでした。

 

明け方5時に起床。コンパートメントの中には私とB氏だけ。

どうやら他の皆さんは途中の駅で降りていったようです。

そして窓から外を眺めると綺麗な朝焼けが。

 

やがて昇ってくる朝日。旅情たっぷりの光景です。

 

刻々と移り変わる景色をただ無心で眺めました。

トルクメニスタンの寝台列車に乗ってることを実感してちょっと感動したり。

 

やがてカスピ海が見えてきました。人生初カスピ海です。

初めて見るカスピ海は美しい水色をしていました。ヨーグルト食べたい。

 

やがて近づいてくるトルクメンバシの町。

いよいよここまでやってきました。あとは船に乗るだけ。

 

翌朝9時30分頃、定刻より30分ほど遅れてトルクメンバシ駅に到着。

ここまでくればとりあえず一安心。私もB氏もそう考えていました。

更なる大どんでん返しが待っているとも知らずに・・・。

 

続きは次回です。

 

本日はここまで。それでは。